パッチワーク化(分人化)とは複数のものさしをもつこと
自己の中の複数の自己を見出して幸せをコントロールしよう。
という内容をこの日曜日には書いた。
自分を1つのアイデンティティの連続体だと無意識に捉えることで、辛くなる場面というのは結構ある。
それは人が基本的に因果律に支配されて、もっと簡単にいうとすべての出来事に理由をつけて物語的に情報を処理しているからだと思う。
物語化するためには無意識に主人公である自分は一人になってしまうだろう。
しかし、実際はそうじゃない捉え方をした方が色々「得」なんじゃない?という主張を僕はしている。
ただ、実際に自分をパッチワーク化するのはなかなか難しい。
実態としての、物理的な自分はこの世に一人しかいないから難しいのだ。
だから言葉が大事だと考えている。
名前の力というこの本編はそういうことである。
言葉を使えば自分の中の特性をパック化できる。
優しい、好奇心旺盛、食べるの好き、寝るの好き、絵が好き、歌うのうまい...
なんでもいいがとにかく言葉化することで自分の中身を分けることができる。
もっと明確化したければ点数化してもいい。
面白さ:10点
腹黒さ:50点
好奇心:35点
みたいに点数をつけようとすると本当の自分が見える気がしてくる。
これが複数のものさしである。
自分を分化した特性のそれぞれに点数をつける。
それらを使って自らをパッチワーク化していけば良い。
「仕事の自分は面白さ多めにして、腹黒さはアクセント程度にしておこう」
とか
「家での自分は面白さとかいらないから食べるの好きなとこと寝るの好きなとこで埋め尽くそう」
とかそんな風に自分の中の自分を作っていく。
そうやっていると、いつの間にか全体としての自分は前より明るく元気になっていたりするのだ。
週半ば、後半も頑張ろう。
松山朋治